ゆい研の「一か月特訓」で席次68番アップ

 

ゆい研の1か月間の学年末テスト対策で68番も!席次が上がった生徒がいました。

 

入塾する前の席次は122番。その生徒が次のテストで54番。68人も抜きました。

しかも、部活にも力を入れており、実力は県代表クラス。

部活のために授業時間が長い週末に塾を休むこともありました。

また、習い事のため、塾に来れないこともありました。

 

それなのに、なぜこれほどの伸びたのでしょうか。

 

 

結論から言うと要因は2つ。

 

1つめは、親御さんの子を思う気持ち

 

2つめは、何と言っても、生徒の頑張り

 

この2つです。

 

この親子と始まりは、「新しい塾ができるようだ」との情報をつかんだ親御さんが、私がかつて在籍していた中学校へ電話し、「ゆい先生の塾に入りたいから連絡を取りたい」と行動したことです。

電話で話した際に、私は売り込みはしませんでした。

生徒が入りたいという気持ちがないと伸びないからです。

 

その親御さんが素晴らしかったのは、親としてできること(コンタクトをとる)をしつつも、決して親の独断で決めるのではなく、最終的には子ども自身に入塾を決意させたことにあると思います。

 

また、ゆい研では授業に入る前に面談をして目標を定めます。

過去の点数を無視するかのような、思いっきり高い目標にします。

そして教師である私は、その目標に到達させることができると信じて、その道筋を計画していきます。

 

この生徒の場合も高い目標を設定しました。

親御さんがまたまた素晴らしかったのは、わが子の高い目標を心から応援したことでした。

 

 

親御さんの中には子どもの高い目標や夢を笑ったり、高すぎる目標の場合には達成可能な目標に下げるよう促したりする方もいます。

 

しかしその親御さんは、高い目標をもつことに賛同してくれて、喜んでくれていました。

これは親御さん自身の志が高いからこそできることです。

 

 

このように、席次が68番も上がるには親御さんのお気持ちがありました。

 

しかし、テストを受けるのは生徒。

 

当たり前ですが、生徒が本当によく頑張りました。

 

 県大会で塾を休んだ日の翌日、通常の授業は19時からなのに17時に入室し、休んでた日の分の補習をしました。

 出された宿題にもきちんと取り組み皆からの遅れを取り戻しました。

 

 また授業と習い事が重なる日には、塾に来て勉強し、習い事の時間になると退出し、また塾に戻って勉強しました。せっかくの塾の時間を大切にしたいとの姿に、教えているこちらも必死にならざるをえません。

 

 この生徒の苦手教科は理科と数学でした。特に苦手だった理科に長時間取り組んでいました。家庭学習でも理科ばかり取り組み、お姉さんから理科ばかりやって大丈夫かと心配されたほどでした。実は私も他の教科が手薄にならないか心配になったことがありました。しかし、理科に取り組む姿に心打たれるものがあったというか、まるで、過去の自分と決別するかのような頑張りを見ると、「手ごたえが得られるまでやってみたらいい。他の教科が手薄になって失敗しても、それは次のテストでの学びとなるから・・・」と思い直しました。

 

その理科を家でも学習し、自分で解けなかった問題を翌日の塾で教師に質問していました。

それから、解けなかった問題は何度も何度も繰り返し、納得して解けるまで練習していました。

 

 この努力の結果、前回のテストより理科は20点、数学は35点上がりました。

 席次は68番も上がりました。

 

 なぜ、うちに来る生徒たちは自分の苦手教科にこれほど頑張れるのでしょうか。

 

 普通なら、得意教科はやりたいけど、苦手なのはやりたくない、となりそうですが。

 

 

答えは、目標の高さにあるのだと思います。

 

周りの塾生も高い目標に向かって取り組んでいる。

教師も達成できるものとして教えている。

実際に勉強してみると意外とできるから目標に届くんじゃないかと思ってくる。

 

良い循環があります。

 

「苦手な理科を頑張らなきゃ」と嫌々勉強するのではなくて、

「目標を達成したい。そのためには理科でいい点とりたいし、取れそうだ。」と思えば、苦手な教科も自分から取り組むのでしょう。

 

この生徒は最初に決めた目標には届きませんでした。そのことについてその生徒はこう述べてくれました。「目標には届かなかったけど、全教科で点数が上がったので、これをバネに3年生でも頑張っていきたいです。」

 

目標には届かなくても、それよりも大切な自信になったようです。

この自信こそ、まさしく私が身につけさせてほしかったこそ。

 

自信はこれからのエネルギーになります。

ゆい研を卒業しても、ゆい研の効果が続くこと。

自信と考え方をインストールすること、それが私の仕事です。

 

 

子どもたちの可能性を広げるべく、私もまた頑張っていきます。