コロナ禍による学校休校はラッキーか?

職業柄、多くの小中学生、高校生、高専生と関わります。

彼ら、彼女らと関わる中で少し気になることがあり、書いています。

 

12月の終わりから沖縄でのコロナ感染状況が悪化し、多くの学校で1月はオンライン授業や、分散登校になりました。生徒たちに通常登校及び通常授業ではないことの意見や感想を聞くと2つに大別されます。

 

多くは「オンライン授業になり、授業やテストが緩くなりラッキーだ」という意見。

 

他方は「オンライン授業になり、自由に使える時間が増えた。その分自分のしたい勉強を深めることができてラッキーだ」というものです。

 

どちらもラッキーだと思っているのですが、前者は勉強をする量が減りラッキーだと言っており、後者は勉強量が増えてラッキーだと言っています。前者の言うことは本当にラッキーなのでしょうか? 前者は目先のことで判断していますが、長い目で見ると大事な時期に勉強する機会が減り、むしろアンラッキーであり、両者の格差は広がるばかりなのではないでしょうか。 

 

 子どもたちはこの2年間学校が通常通りでなかったことで、相当の勉強する機会がなくなっています。しかし全員の子たちではなく、その中で勉強、読書、趣味を深めて知的好奇心を大事に育てている子も実際にいて、その差はますます開いているのです。 

 子どもたちの学びの場をどうにか周りの大人たちが作ってあげていきたいものです。